毎月分配型投資信託はダメ!特別分配金のワナ、初心者ホイホイです

毎月分配型投資信託はダメ!特別分配金のワナ、初心者ホイホイです

大和投資信託ホームページ(大和米国リート)

以前、少しだけさわってすぐ解約した大和米国リートですが、久しぶりに価格を見てみたら基準価額も下がっているし、分配金も減配されていました

2017年3月の中旬くらいにはじめた大和米国リートですが、早々に解約しました。 こちらの記事の続きです。 そのよ...

まぁこの投資に関しては、スタートからダメでしたね。「自分で納得して購入」ではなく怪しいFP経由だったからね。いい勉強になりました。

という事でいまさらですが、毎月分配型投資信託はあまりおすすめできません。これから毎月分配型の投資信託の購入検討している方は、しっかり考えて投資しましょう。

この記事を読めば、毎月分配型のデメリット部分がよくわかるはずです。以前保有していた大和米国リートを元に説明しましょう。

出典 大和投資信託 – ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)為替ヘッジなし

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分配金はずっと同じ額が貰えるわけではない

2017年の分配金履歴

大和米国リートを見てみると、2017年7月から分配金が70円に減らされています(ほぼ特別分配金なので、大部分自分の金ですが)。分配金はずっと同じ額がもらえるわけではありませんので注意が必要です。

投資先(米国リートであれば、アメリカの不動産関連)の収益が上がらなければ、利益もでません。利益が出ないとなると、大部分が特別分配金(ただの元本取崩し)として支払われる事になります。

なので収益が上がっていなければ、特別分配金で分配され基準価額は下がります。特別分配金は、自分が入れた元本から戻ってきているだけなのです。利益でもなんでもありません。

状況次第で、分配金の額はいつでも変わると思っておきましょう。

利益は普通分配金

利益はどれかというと、普通分配金が利益から分配されるものです。ただし普通分配金がいくら、という表記がなかったりするので、よくわからなかったりします(レポートを見ればある程度わかります)。

この辺が、投資をこれからはじめる方はわかりにくいと思います。なので、よくわからず「毎月1口あたり100円ももらえるの?すごい!」ってなるんだと思います。

(※私は100万円で210口くらい保有していたので、毎月21,000円くらい分配金が入ってきていました。分配金の仕組みを知らないと儲かってると勘違いしそうです。)

そもそも自分が投資しているお金の中から特別分配金という名目で払いだされ、その分基準価格が下がるってのが、どうも好きじゃない(うまくだまされている気がする)。

うろ覚えですが、アメリカでは投資家の元本を取り崩して分配金を出すことは禁止されていると思います。

どれくらいが普通分配金としてもらえているのか、などは運用会社のHPでレポートなどで確認できるはずです。

参考 第3回 「特別分配金」は悪者!? | 篠田尚子「投信のいろは」 | 楽天証券

基準価額が右肩下がりのものは要注意

大和米国リート(為替ヘッジなし)のチャート

赤い線が基準価額(株価みたいなもん)ですが、2015年くらいからずっと右肩下がりで推移しています。まぁ収益を上回る分配金をだしていれば、そりゃ下がります。

分配金再投資基準価額は、もらった分配金を再投資した場合の評価額ということでしょう。確かにそこを見ると少しはよさげですが、また購入する時に手数料かかるんでしょ? もうむしりとられる構図しか見えません。

上図の2011年5月あたりから、急激に純資産総額がどんどん膨らんで言っていますね。なんでしょう、販売に力を入れ始めたんでしょうかね? 昔から私みたいな、よくわかっていない人間がどんどん投資して行っているんでしょう。

日本はこんな投資信託ばかりだから、儲からない、手を出してはいけないと言われているんですよ。

大和米国リート期間別騰落率

ここ最近はマイナス運用ですが、長く持っている人はプラスなのかもしれませんね。ただし、長く持っている分毎年かかる信託報酬、買付手数料もかかっているということです。

大和米国リートの騰落率を見ると、3年であれば31%プラス、1年は0.25%です。信託報酬(維持管理費用みたいなもの)を毎年約1.64%払う必要がある事を考えると、1年であれば余裕でマイナスです。購入手数料の3.24%もかかるわけですからね。

たとえ商品が良いとしても、手数料負けしてどうにもこうにもならないですね。

収益があがれば、本来は基準価額は上がるはずです。下がり続けるのは、特別分配金で払いだしているから、その分下がるんでしょう。

ということで、基準価額が下がり続けている商品は要注意です。

金融庁も消費者よりになってきた

いまさらですが、金融庁も少しずつ金融業界よりから、投資家よりの目線になってきてくれたようです。最近なかなかいい方向に行っているようで(森長官就任以降?)、ダメだしする運用商品についても指摘されています。

以下のサイト著者さんの解釈ではありますが、毎月分配型投資信託は、投資してはいけない商品に入ってますね。私も初心者ですが、買ってみた経験からそう思います。気になる方は一度見てみると、ためになります。

先般、金融庁から「平成27事務年度版 金融レポート」が発表された。森信親氏が長官に就任して以来、金融庁が従来のやや金融業界寄りの立ち位置を、顧客寄りに修正したこともあり、なかなか面白いレポートになっている。金融レポートの記述をよく読むと、金融庁が、この商品は投資家のためになっていないと考えていることが「滲み出てくる」よ...
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今日のまとめ

毎月お金をたくさんもらえてウハウハの金融商品なんて存在しません。もし、どうしても毎月分配型の商品が欲しいという場合は、特別分配金の割合などレポートを見て確認しましょう。

個人的にはコストも安く、展望も明るめのウェルスナビや米国ETFがおすすめです。手数料も安く安心です。ウェルスナビなんて初心者にピッタリです。

※初心者なりの主観を書いていますので、間違いもあると思います。気になる方はきちんと調べてくださいね~。

関連カテゴリ(ウェルスナビ・米国ETF)

ウェルスナビは手数料年間1%のみで、ロボットアドバイザーに投資をまかせることができます。ズボラだけど投資には興味があるって方に全力でおすすめです。

米国ETFに関しては年間の信託報酬が年間0.05%などもザラで激安です。自分でETFを選ぶ楽しみもあるので楽しいです。SBI証券でNISA買付であれば、買付手数料も無料です。

どの株を買えばいいかわからないが、投資に興味はある。多少の勉強は楽しい、って方は米国ETFを直接買う方が向いていると思います。

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