我が家のちょい乗りDIO号(AF62)にトラブル発生。
急に進みが悪くなり、アクセルをあけても半分くらいしか力がでない感じに。さらに数日後、エンジンはかかるけど進まないまでに症状悪化。
う~ん、これはマズイと調べてみると、クラッチ破損で動力が伝わっていないのが原因でした。とりあえずAF62のクラッチ交換備忘録!
あ、安物のクラッチナットレンチは買わないほうがいいよ!
エンジンはかかるけど進まない症状!
とある日、お仕事でDIO君に乗っているとなにやら違和感が。アクセルあけても、とっても進みが悪い。アクセル全開でも半分くらいしかパワーが伝わってない感じ。う~ん、なんだろうとその日はなにもせず終了。
後日乗ろうとエンジンをかけ、アクセルをあけても回転数だけ上がって進まない!なんじゃこりゃー。
ってことで、とりあえずクラッチカバーをあけて見てみると驚きの事態が。
まずは正常な時はこんな感じ↓
それがクラッチカバーをあけてみると、なにやらはさまってるぅ!
なんだなんだ?とクラッチカバーを外してみると、カランカランとなにかがこんにちはしました。こいつがベルト駆動を止めてたのだな。
ってことでクラッチアウターカバーを外して見てみることに。
※クラッチカバーの開け方などはこちらの記事を参考にどうぞ↓
クラッチシューが割れてました!
カバーを外すと、おおぅ・・、クラッチシューが割れてら。
スプリングとともにこんにちは。
う~ん、買ってから長い間交換してないんだろなぁ。
ってことで、クラッチシューアッセンブリを注文。そして39mmなんてコマないので、クラッチナットレンチなるものを注文。上の画像で言うと、青い線が入ってる薄いナットを外さないといけないのです。それが39mmなり。
いろんなサイトを参考にさせてもらいましたが、一番参考になったこちらのサイトさんのリンク貼っときます。ありがとうございました。
クラッチシューとクラッチナットレンチを購入
そして今回購入したのがこの2点。
※おすすめの商品一覧はページ下部にまとめてます
KN企画のクラッチアッセンブリ
KN規格のクラッチアッセン。こちらは結果良好おすすめです。
以前装着した、KN規格のドライブベルトもセットになったハイスピードプーリーキットもいい感じだったからね。記事はこちらで↓
ちなみにキタコの強化クラッチアッセンブリなんてのもあるので、強化したい方はどうぞ。お値段は数倍しますがね。
このあたりの動力を伝達する系のパーツは、やっぱり有名どころがよろしいかと。ノーブランドチャイナはすぐ壊れたとかのレビューが多かったので安かろう悪かろうかもですね。
もともとはこんなに厚みあるんやね(笑)
ノーブランドのクラッチナットレンチで大失敗
そしてクラッチナットレンチは大失敗。ノーブランドなので、おそらく中国とかじゃないですかね?誤差ありまくりの使い物にならないやつでした↓
楽天の購入履歴リンクで見たら上記ショップでしたが、買った時とお店の名前が違う気が。う~ん、もしかすると違うかもですが、上記の表面加工もしていない雑な感じのレンチはやめたほうが無難かもしれませんね。
見た目がキレイじゃなくても精度がよければいいですが、見た目まんまのうんこな精度です。
外そうとすると下の画像レベルのズレがあります。反時計回りにまわすとこんなに動きます。
かかりがかなりゆるいので、フルパワーでいくと確実になめります。う~ん、どうしたもんやら。「1回2回しか使わないだろうから999円のでいいや」と思った自分に反省。
せめて信頼できるメーカーから買うべきでした。この辺のデイトナとかしっかりしてそうですけどね。使ってないのでわかりませんが。
ProTOOLs。知らんけど造りはしっかりしてそう。
中央に差し込みあって、より強いトルクをかけることができるやつもあります。精度不明だけど見た目はカッチリしてますね。
さてさてこのままでは外れない。どうすっか・・。
クラッチナットレンチがガバガバで外れないw
足で加重をかけつつ回してみようと試みるもダメ。う~ん、ゆるいんじゃどうしようもない。ってかこのレンチ反りまくってるし。穴あけプレスの圧で反ってるだろコレ(笑)
作業は真冬。カッチカチです。
ってことで、半分あきらめてポン付けできるリアクラッチ一式セットを買おうか迷いました↓
※簡単にクラッチシュー交換したい方や、長い間クラッチ一式交換していない方は、リフレッシュついでにクラッチリア一式交換したほうがいいパターンもあります。そんな高くないし。
でもなぁ、買っちゃったしなぁ。「どうせ買いなおさないといけないなら」とダメ元で、ある事を試してみました。
バーナーで炙るw
ってことでバーナーで炙ってみましたw
冬だったし、あったまったほうが緩むじゃないですか。あまり炙りすぎるのもよくないので、そこそこに熱す。
そして再チャレンジ!
うりゃぁぁぁ。コキ
うおおおおお
はずれたwww
バイーン。
すごい。無事外れた。奇策すばらしい。
ナットを外すときは要注意!!!
ってことで薄型39mmのナット(画像左)を外していくわけですが、この時気を付けないといけないことがあります。
きちんと押さえながらナットを外しましょう!
クラッチシューの下に画像のようなスプリングがはまってます。なのでおさえずに薄型ナットを外すと顔面直撃します。顔なら殴られるレベルだと思いますが、目にあたったりしたらと考えるとコワイコワイ。
ってことで、しっかりと足で押さえるか、クラッチスプリングコンプレッションツールを使いましょう。※このツールは径の違いとかで使えなかったりするのでご注意を
まぁクランプとか2個あればいけませんかね?
あとは簡単アッセンブリをかえるだけ
スプリングもポロっと外れます。こんな感じ。う~ん、バーナーであぶりすぎたら、中のゴムっぽいところがマズかったかもね(笑)
とりあえず大丈夫そうだし外れてしまえばこっちのもの。
のっかってるだけのクラッチシューを外し、新しいクラッチシューアッセンブリを装着。スプリングの上にのっけて、グッと押し込む感じです。
そこまで力はいらない感じですかね。
あとは最後に締め付け。
締め付けトルクあるんでしょうけど、雰囲気で〆ました。
あとは逆の手順でつけていきます。
ってことで、完了!
無事にレスポンス良く走るようになり修理完了です。ふい~、素人には大変だぜ。とりあえずいい感じに復活したのでよかったよかった。
今日のまとめ
エンジンかかるけど走らなくなったような症状の場合は、ドライブベルトが切れてたり、クラッチシューが逝ってたりが多いと思います。
なので、まずはクラッチカバーをあけて確認してみましょう。そんなに難しくなかったので、自分で治したい方はレッツチャレンジ!
おすすめパーツまとめ↓
2,500円程度と安く修理したい方はリアアッセンブリ。私はコレにしました。
製品もしっかりしてるKN企画↓
7,000円くらいするけど簡単に修理したい方はクラッチリア一式。
これもKN企画です↓
リア一式であれば、クラッチレンチもいらので値段差は3千円くらいですね。
クラッチアウターまでセットになっているリア一式もあるので、まとめてリフレッシュするのもアリだと思います。クラッチアウターまでセットだとちと高い。
↓メーカーはどこか不明
クラッチナットレンチはデイトナとか、
ProTOOLsとか、
この辺でしょうかね。
バイク屋さんに頼むとなかなかいいお値段かかるはずなので、チャレンジしたい方はやってみるべしです。