3月ですね~、車検が増えてくる時期です。
ほとんどの方はディーラー・民間工場・車検チェーン(ホリデー、ヤマト、コバック、アップル)などの業者さんに頼んでいるんじゃないでしょうか? 安くはない費用がかかって家計に大打撃です。
そんな出費がかさみやすい車検ですが、大きく節約する方法があります。それがユーザー車検です。軽自動車なら3万円程度、普通車でも5~6万円程度で済んでしまいます。
少しハードルの高いユーザー車検ですが、事前に調べていけばそこまで難しくありません。
今回はユーザー車検とはどんなものか(メリット・デメリット)、一般的な業者に依頼する車検と比較しながら説明して行きましょう。
この記事を読めば3万円くらい節約になるかもしれませんよ~。
ユーザー車検とは?
ユーザー車検とは自分で検査場に車を持って行って、車検を受ける事を言います。自分で行く車検なので、一般的にユーザー車検と言いうわけです。
これが驚くほど安い。
ユーザー車検のメリットは、なんといっても業者さんに依頼する費用(整備手数料や、車検代行料)がかからないので、安く済むということです。
数千円安くなる程度であれば面倒なので依頼しますが、それが1.5万円~3万円とか安くなるわけです。「それなら行ってみよっかな」ってちょっとなりますよね~?
ユーザー車検のメリット
- 費用を安く抑えることができる。
- 数時間で車検が終わる
安い、この1点につきますね。
「え? え? こんなに安いの?」ってなります。初めて行ったときなんて、「いや、コレなんか払い忘れてるんじゃ・・」ってなりました。
ユーザー車検で支払う費用は、軽自動車であれば、3万円程度、普通車でも5、6万円程度です(重量税でかわります)。
混み合っていなければ、2時間あれば終わります。
ユーザー車検のデメリット
- 点検整備などをしていない為、ある程度自分で点検しないといけない。
- 自分で車検を受けに行くので手間がかかる
- 車検に通らない可能性もある
3万円安くなるとか煽っておいて、私は毎回ユーザー車検には行きません。ユーザー車検を受けた次の車検は業者さん(ほぼチェーン系)に頼みます。なので2回に1回ユーザー車検です。
ずーっとユーザー車検だと整備面で不安ですし、消耗品も変えなきゃですしね。なので、ユーザー車検に行く方も整備などは定期的にしましょう、安全第一です。
それでは次項で車検費用の内訳から見ていきましょう。
ユーザー車検は法定費用だけですむので安い
車検費用を大きく分けると、下記2つにわかれます。
※車検には必ずかかる費用
※ユーザー車検であればかからない費用
税金である「法定費用」は節約できませんので、どこで頼もうが同じ額がかかります。
しかし「業者に依頼する費用」は、自力でユーザー車検に行くことにより節約することができます。業者に依頼する費用の相場は1.5万円~3万円程度でしょうか。(※車種で変わります。)
法定費用のみで済むので、ユーザー車検は安いのです。
ユーザー車検にかかる費用の内訳は?
それではざっくりユーザー車検にかかる費用を見てみましょう。
税金や保険料として以下費用が必ずかかります。この費用は車検をどこで受けても必ずかかる費用です。
1. 自動車重量税
ご自分の車の重量税を事前に調べていけば、おおよその目安はわかります。
リンク 重量税計算ツール
2.自賠責保険料
それ以外の保険料に関してはこちらのサイトが詳しくのっています。
リンク 【2017年(平成29年)】自賠責保険料の早見表|任意保険が詳しく分かるサイト
3.検査手数料
だいたい2,000円以内くらいだと思いますが、詳しく知りたい方は下記サイトにのっています。
リンク 検査・登録に係る主な手数料 – 一般財団法人 自動車検査登録情報協会
4.テスター屋さんの費用
事前に車検項目をチェックするテスター屋さんの費用もかかります。
これは任意ですが、チェックしていかないとまず光軸で落ちます。どちらにせよ、事前チェックは必要ですので、これも必要経費です。
テスター屋さんで異なりますが、およそ700円~1000円とかじゃないでしょうか?
業者に頼むと何が高い?
車検を頼む業者(ディーラー、チェーン車検店等)によって車検費用はかわります。
フランチャイズの車検屋さんは比較的料金が明示されていて透明性がありますが、町の修理工場などは場所によって値段がまちまちです。
よくCMや広告などで「車検費用が安いっ!」って謳っているのは、下記費用のことです。
ユーザー車検の場合は、上記の費用が一切かかりません。問題なければ当日で終わるので、代車も考えなくて済みますね。
悪質な業者に注意
悪質な業者は修理費用で儲けようとするところもあります。「本来車検には関係ない部分の修理を、さも車検に通す為に必要と言ってきて修理させる」といった事もこれまで経験しました(もちろん全部がそうではないよ)。
個人的には町工場の車検は高いだけでよいイメージはありません(実体験をふまえた個人的な偏った意見と思って下さい)。
町工場などは自社で車検を請け負うものの、別の下請け業者に丸投げし、手数料だけ稼ぐ事も多いです(商売として考えると中間業者が増える程、消費者のコストは高くなる)。
業者に頼む時は必ず確認しましょう
業者に車検を出す場合に修理や部品交換項目がある場合は、「車検に通す為に必要なのか」だけは最低限確認するようにしましょう。
交換する必要がないのに、必要と言われた場合は虚偽なわけですからね。もし車検とは直接関係ない部分の修理であれば、お金に余裕があるときに修理するなどの選択もできるわけです。
ディーラーで車検見積もりを依頼したお話し※追記
最近、家族の車の車検見積もりを、購入したディーラーにお願いしました。新車3年経過、一発目の車検です。
見積もり額は11万円強。エンジンオイル交換後1000キロ程度、ワイパーゴムを替えて2カ月程度なのに、見積もりでは交換となっていました(家族はよくわからないので、ハイハイさん)。そこを指摘すると7万円にディスカウント。4万くらい盛ってたのかな?
家族の強い要望(ディーラーは超きちんと整備してくれるという幻想を持っている)でディーラーに頼む予定だったんですが、これはあまりにもお粗末。
ということで結局、車検チェーンのコバックへ。結果、同様の内容以上でバッテリーまで交換し、5万円台で収まりました。こんなクソみたいなレベルのディーラーなら頼む価値もありませんね。
今日のまとめ
誠に申し訳ないですが、車屋さん(町工場・ディーラー)には正直良いイメージがありません。すべての業者がそうではないのはわかっていますが、微妙なところに遭遇する率が高いです。
「車検は業者に出す」が一般的ですが、自分で持っていくという選択肢もありだと思います。これからはむしろそうなってほしいです。「安全性ガー」が多いので、難しいでしょうけどね。
チャレンジできる方は、是非一度ユーザー車検に行ってみましょう。車検の概念が変わると思います。
次回は実際にユーザー車検、現場編です。