2017年2月より続けておりましたウェルスナビですが、ついに全売却して終了と相成りました。
今回は、運用総まとめとともに、売却当日から出金されるまでのすべての流れを説明します。
アメリカ時間中に暴落して、「売却だー」と思っても間に合いませんので、売却タイミングだけは把握しておきましょう(笑)
ということで、これからはじめる方ももちろん、いずれ売却を考えている方は目を通しておく事で損しないと思います。
さーいってみよー。
やめた理由はやはり1%の手数料
売却した理由は色々ありますが、やはり手数料がネックだったのは否めませんね。2018年1月末に米国ETFは大きく下落し、現在のレベルまで戻すのにおよそ9カ月ほどかかりました。
現在アメリカ株は高値圏での推移、さらに米中貿易戦争、イタリアや新興国不安、などなどさまざまな下振れリスクがあります。あ、あとはトランプね。まぁ下振れよりもまだまだ米株は上昇するって声の方が大きいけども。
今後もし大きく下落した場合、株価が戻るまでずっと1%の手数料を払い続けないといけません。そもそも価格が戻ってくるという保証もありませんしね。できればそれは避けたい。
ということで、下げ出したタイミングで売却しました。テクニカルなどもわかりませんので、あくまでまた下げ出したから(笑) 単なる急上昇の調整で、今後も米株は右肩上がりかもしれませんが、そのときはその時です。
プラスのうちに逃げっ!!
売却タイムラグがあるので、暴落には間に合いません
売却時の税金については理解していましたが、売却タイミングや、出金タイミングはよくわかってなかったんですよね。
今回実際に売却することで、どのタイミングで保有するETFが売られるかがわかりました。アメリカタイムに特大の暴落が来て、「きゃーー売って逃げー」ってのはできません。
売却するには、平日の20時までには出金指示を出しておく必要があります。そうすればその日の夜、アメリカタイムで売却してくれます。
実際に見ていきましょう。
最終成績:130万6716円出金(元本120万円)
まずは結論先出しで、結果からいきましょう。
総入金額100万円スタート、プラス積立分が20万円の計120万円でした。税金、手数料が引かれて実際に出金できたのは、
1,306,716円(+106,716円)
という結果になりました。20か月ちょっとでこの成績なので、まずまずではないでしょうか。
こちらが銀行に出金された履歴。
銀行に振り込まれるとお金になった気分ですね。やっぱ含み益は幻だ。
ちなみに出金されるまでの時間は3営業日後となっていますので、お金が必要な方は余裕を持ってどうぞ。
それでは売却当日から、出金されるまでの流れを見ていきましょう。
売却する前日の成績
上記の資産状況は、売却当日です。なので、前日10月3日の米国ETFの価格ですね。この時はプラス15万円くらいだったのです。
この金額のまま出金できればいいのですが、残念ながらできません。出金依頼を出した日の、アメリカ市場がはじまってから売却されます。
なので、夜に価格が下落したり円高になったりすれば売却益が減る事になりますので、出金できるお金も減ります。逆に上昇、円安になれば出金できるお金は増えるってことですね。
また大きく下落?と思って売却
VTIをピックアップして言えば、1月の大きな下落後、9月21日まではいい感じに上昇していました。ですがその後ジリジリと下落へ。
※チャート一番右の赤い大きな2本の陰線が10月10日と11日です。ちょっと見にくいですが、チャート下の黒く日時表示されているところから上に伸びた点線のところが10月4日。
「また2018年1月後半みたいな下げは嫌だなぁ」ってことで、10月4日(木)のお昼に売却指示を出したわけですよ。
売却その後二日ほど下落は落ち着きましたが、その後暴落(暴落ってほどのもんでもないんでしょうけども)。 まぁVTIが147ドルから138.75ドルまで落ちたので、比較的大きな下落です。
今後どうなるかはわかりませんが、中途半端に気になることもなくなったのでヨシとします。
あ、ちなみに急に売ろうと思っていたわけではなく、売るタイミングをずっと考えていました。そんな中下落したので売ったって事です。
頻繁なリバランスはなし
売却の前日時点のポートフォリオはこんな感じ。
リスク許容度5なので、VTIとVEAの割合が大きいです。VTIは好成績だけど、VEAが結構失速してきた感じはありましたね。
ウェルスナビを使っていて思ったのは、「暴落したからリバランス」はなかったってことです。まぁ暴落とまでは言えませんが2018年1月の下落は結構大きかったですが、その後も特にリバランスはなかったです。
前回記事でまとめたように、リバランスは単に定期的にされているだけなのかもしれませんね。
AIがもっと進化すれば、もっと変わるのかもしれませんね。ただ、現状では大きな価格下落でもリバランスされたりはなさそうです。
なかなかいいペースで含み益が増えていたんだけどなぁ・・。このままの金額で売却できれば、もしくは軽微な下げならいいなぁ、と思っておりました。
が、結局間に合わず(笑)
あ、ちなみに前回ブログで更新した時よりあとに分配金も入っていました。
VTI・VEA・VWO・IYRの分配金。
3か月に1回程度の分配金をもらってやめた形。次は12月だからね。
それでは売却方法とともに流れを見ていきましょう。
売却(出金)方法
売却は簡単で、ポチポチポチ、くらいで完了します。ちなみに売却という項目はなく、出金となっております。
上部ナビゲーションの「出金」をクリック。全部売却するのであれば、「全額出金」にチェックをいれるだけでOKです。
例えば30万円分など一部売却したい場合は、出金希望額に直接金額を入力しましょう。入力した金額分のETFを売却して出金してくれるんでしょう(たぶん)。
「長期割」なくなるよ?と引き止められるも振り切る
出金時操作の途中に「長期割リセットされてなくなるよ?」的なポップアップがでてきました。
一瞬も迷うことなくスルーしましたが。だって、0.01%じゃ引き止めるの無理じゃないですか?
私の契約状況はこんな感じでした。
20か月以上運用していましたが、長期割がはじまったのはここ最近ですからね。ってことで解約時点(売却なので純粋に解約ではないが)での手数料割引率は0.01%。
130万円の0.01%は年130円。月にすると10円くらい。うん、即解約じゃ。
アメリカのロボアドバイザー手数料は0.5%くらいとどこかで見かけましたが、まだまだ日本では始まったばかりなので割高ですね。
手数料がグッと下がってくると、なかなかアツイサービスなんですけどね。
着金までの時間は3営業日
全額出金を依頼してから、着金までの時間は3営業日です。
10月4日(木)に出金依頼したので、3営業日後の10月10日(水)が出金予定日ってことですね(祝日が1日ありました)。
リンク 出金手続きから銀行への着金までどのくらいかかりますか? – よくあるご質問
ここまで来たら「出金を依頼する」をクリックするだけ。本当に売却していいのであればクリック!
出金取消は20時までに
ということで出金依頼はこれだけです。あとはアメリカタイムにETFを売却してくれます。
ちなみに「売るのやっぱやーめた」って場合は、20時までなら取り消すことができます。
出金操作をして20時を迎えた場合は取消できず、きれいさっぱり売却されますのでご注意を。
リンク 出金依頼はいつまで取消できますか? – よくあるご質問
出金依頼翌日の状況(売却時の価格)
ハイ、減った!
売却の前日(10/4時点)は135万円くらいでした。それが翌日(10/5時点)3万円強減りましたね。うほーい。
売却依頼を出した日の夜値動きをリアルタイムで見ていましたが、ダウはじめ大下落(笑)そして円高に。アメリカ市場が開いてすぐに売却できれば、ここまで減る事はなかったんですけどね。
そこは自分で取引できない半オートなロボアドバイザーのデメリットでもあるところです。3時間たらずで3万円減るのは少しくやしいず。売るつもりなのに、売れずどんどん下落していく時のやるせなさったら・・。
ま、仕方ない。ロボアドバイザーは自分でリアルタイムで売却できない分、売るタイミングはよく考えましょう。大きく変動している時に売ると、結構なズレが生じますのでご注意を。
売却時の各価格は次で。
保有ETFが売却される時間
ETFが売却された価格は上記の通り。
「アメリカ市場が開いてから売却される」とかウェルスナビには書いていた気がしますが、具体的に何時かは書いていませんでした。
ということで、VTIの売却価格を元に何時くらいに売られたか見てみました。
ETF売却時間はウェルスナビが更新される少し前?
VTI売却時の価格:148.28ドル
VTIの15分足チャートを見てみると、売却された価格はちょうどウェルスナビの管理画面が更新される1時30分あたりですね(夏時間と冬時間で1時間ずれますよ)。
5分足にしてみます。
お、1時15分か1時30分あたりか?
まだ、わからん。ここまで来たら1分足。めんどくせぇ。
はい、1時15分に売却で決まり!
ウェルスナビの管理画面が更新される、およそ15分前に市場で売却されます(推測だからね)。
ということで、出金依頼を出した日の夜にチャートを眺めておけば、なんとなく売却価格はわかるはずです。
夏時間と冬時間でウェルスナビ管理画面の更新時間もかわるので、0時30分に更新される時は、0時15分に売却されるのかもね。
まぁあくまで推測ですし、仕様は変わる物です。参考程度にどうぞ。
はい、売却後は管理画面もきれいさっぱり。
ゼロ~。
ドルもゼロ~。
ウェルナビで運用している人はゼロを見るのは新鮮でしょう。
あ、ちなみにETF売却時のドル円レートは「113.79円」でした。前日までは114円半ばだったのにくそーーーーぉぅ。
売却時の税金
売却時の利益にも税金がかかります。税額は利益の20.315%です。
売却は「1,320,861円」ですが、ポートフォリオでは「1,328,651円」となっています。これは差額分現金で保有していたからだね(正確な金額見てない)。
なので売却はポートフォリオより少し少ない132万861円ってことです。
では税金を見てみましょう。
出金された金額を見てみると、っと。
1,306,716円です。ってことは、計算してみると、
1,328,651円 – 1,306,716円 = 21,935円
あれ? 計算があわん気が・・。ま、いっか。計算面倒なのでやめときます(笑)
ちなみにこの総額の中に、もらった新規キャンペーン3,000円と、積立キャンペーン500円が含まれております。
税額は利益に対して20.315%なので、各自で計算くださいませ。
運用中の最高・最低パフォーマンス
20か月強運用していた中での最高パフォーマンスと、最低パフォーマンスも折角なので見てみましょう。
右側のチャートの中の吹き出しをご覧ください。
最高パフォーマンス(+15.79%)
おおぉ、この時はすごいですね「+15.79%」。2018年1月23日なので、丁度大きく下落する直前ですね。
米株が好調なこともあり、高パフォーマンスでした。
「このままいけばすぐ30%くらいプラスになるんじゃね?」なんてアホな事思ってました。その後こうなりましたけど(笑)
「+1.39%」まで減りました(悲)
最低パフォーマンス(-3.24%)
最低パフォーマンスは2月23日にスタートして1カ月半後、-3.24%です。
はじめたばかりだし、これが最低かというとどうなんでしょうね。運用して時間が経っての最低は、一つ上の1.39%ですけどね。
なんにせよマイナスになったのは、スタート直後だけなので優秀です(米株が好調なだけとは言えない)。
タイミングがよかったとはいえ、終始プラスになっていたので精神的には楽チンでした。
おまけ:出金後のチャートは暴落
完全に出金した後の管理画面はこんな感じ。
なにやらビットコインでみなれた垂直落下式チャートになっていますね。暴落したらこんな感じになる(笑)
はい、きれいさっぱり0円です。
ゼロ~。
今日のまとめ
ということで「ウェルスナビ全額出金してみたの巻」でした。
1年半以上ウェルスナビで運用して思った事は、「投資に興味があるけど自分で色々するのは面倒くさい」って方や、「これから資産運用してみたい」って方に最適って事。
私もウェルスナビをはじめるまでは、投資なんてほとんどやっていませんでした。ウェルスナビをさわっていくうちに勉強したり興味がわいてきたわけです。
これからアメリカ株が上がっていくかどうかなんてのは誰にもわかりませんが、スタートしないことにはなにもはじまりません。
「投資をはじめたい」と思っている方は、少額からスタートしてみましょう。そこからなにかが変わるかもしれませんよ!
これから売却するって方はお疲れ様でした。
【ウェルスナビで運用プラン無料診断】
売却直前の成績
関連記事
家族の分も全売却です。下手に紹介して損しなくてよかった~。
NISA運用分も全売却しました。